碑文
この碑は生還者と遺族並びに広島県 市町村 各小中学校その他有志の協力によ
って建てられた
広島県から出た約五千人の義勇隊員のうち諸君ら 八百六十一人は 満州の地で短
い生がいを終わった 1945(昭和20)年敗戦によって激変する環境の中で 人々は
さまざまな死を迎えたが 諸君の死ほど この時代の歴史に刻み込まれなければな
らぬ死は少ないだろう あの頃 青年というよりむしろ少年の幼さで親と別れ 彼
の地の土になろうとしての当然のさだめであったとしても 諸君のような若い身で
そのさだめをもったことが僕らには悲しい
死んだ諸君 民族の融和は いま新しい時代の息吹をもってとなえられようとして
いる この時代に僕らは思う「生きるとは何かを創ること」だと 僕らは これか
ら自分で自分を創り 再びかかることの起らないために 民族融和の道を歩もうと
思う。
昭和35(1960)年3月20日 広島県の生還者一同しるす
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